いやぁ、暑い。関東30度って、、、、まだ梅雨もきてないのにすっかり夏の陽射し。こう暑いとあれですね、ビールと枝豆にうちわで夕涼みですね。
というわけで、ニエンテ最初のオリジナルでアップサイクルなプロダクトが出来ました。
去年の12月、寒さ厳しい曇天の鯖江へ行って参りました。出張の目的はお店で取り扱う商品の商談と、さまざまなものづくりの現場で出る副産物(ものづくりの過程で出るキラリと光る素材)を探しに行くこと。
その中で出会った副産物の一つに、漆職人『漆琳堂』の内田さんがくれた『漆の濾紙』がありました。漆を器に塗る前に、塗料の中の不純物を取り除くために”濾す”作業の過程で出る濾紙(フィルター)は、渋めの色合いで、軽くてハリがあり絞った際に着くシワ感もなんとも言えない風合い。
これを何かにできないかと考えて、パッと閃いたのが ”うちわ” 。
そこから、うちわに仕立ててくれそうなメーカーを探しまわり、辿り着いたのが香川の四国団扇さん。僕の勝手なお願いを、快く、そしてわりとあっさりと聞いてくれ、しっかりと形にしてくれました。
とまぁそんなかんじで、鯖江から香川を経て、”素材”が”製品”へと生まれ変わり、ついに豪徳寺にやってきたのですが、いやぁほんとにものができる瞬間ってのはすごく興奮しますねぇ。サンプルが届いた時もそうでしたが、製品版がたくさん届いた時は年甲斐もなく大きな声だしてはしゃいでしまいました。
いやぁ、プロダクトはもちろんなんですが、ここに行くまでのやりとりや形にしてくれた方々が愛おしくてたまんない!内田さん四国団扇さん、本当にありがとうございました。そしてここからが僕の使命ですね、ひたすらこのうちわを伝道していきます!!
というわけで、今週末から絶賛発売開始いたします!
イロ、シワ、ハリ、ムラ、、、一つ一つ微妙に違う表情なので、ぜひ店頭で手にとってお気に入りの一つをお選びください!
『 うるしのうちわ 』
大:¥1,800 +tax
小:¥1,400 +tax
カラー:朱・黒・茶
追伸
今回僕はこの『漆の濾紙』を”うちわ”にしてみましたが、
ふと、他の誰かがこの濾紙を手にしたら何に使うのだろう…
そんな興味がふつふつと湧いてきたので、濾紙を単体で販売することにしました。
みなさんインスピレーションと、濾紙のさらなるポテンシャルもみれたら嬉しいです。
もしよければ一緒に遊んでください。
漆の濾紙
1枚 ¥250 +tax
--- 取扱店 ---
【 niente と tokyobike 】
東京都世田谷区赤堤2-3-9-101
03-6379-1705
【 niente online store 】
https://www.niente.co.jp/web-store
【漆琳堂】
福井県鯖江市西袋町701
0778-65-0630
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